パーソナルスペースとは、身体周囲の心理的な縄張り空間を意味します。その空間を犯されると心理的に負担や不快を感じるものとされます。
これは、相手に対する好感度により範囲が大きく変化するもので、自分が好きな相手であれば嬉しく、嫌いな相手であれば嫌なものです。
婚活で出会って間もない男性から距離感を縮められると、多くの女性は「気持ち悪い…」と感じるはずです。
個体距離と親密距離を理解する
「個体距離」とは、45cm~120cmの手を伸ばしてやっと触れられる友達や知り合いと認識出来る距離感です。婚活デートではこの個体距離ぐらいが適切な距離感と言えると思います。
「親密距離」とは、恋人や家族にのみ許される45cm以内の距離感のです。
交際にまで進展したのであれば、親密距離に距離感を縮めることは当然なのですが、まだ仮交際の段階で距離が近すぎると女性は気持ち悪い…と感じてしまうはずです。
また、身体目的なのでは…という警戒心もあるはずなのでいきなり馴れ馴れしく、女性のパーソナルスペースに入り込んでしまうと、次回デートのチャンスはないかもしれません。
物理的な距離感だけではない…
婚活における距離感とは、物理的な距離だけではありません。ボディタッチなどはしていなくても、言葉使いや態度が馴れ馴れしいと距離感が近すぎる…と思われてしまう可能性が高いです。
例えば、
- 突然敬語を解除してタメ口で話しかける
- ○○ちゃんとちゃん付けで名前を呼ぶ
- 連絡頻度が多すぎる
関連記事:婚活デートの敬語はいつまで?タメ口にするタイミングは?
段階を踏んで距離感を縮めるべき
婚活における距離感は大切で、できるだけ近づけて行きたいのですが焦らずに段階を踏んで行くことが大切です。まずは、2回目~3回目のデートに進展させないとその先はないですし、婚活では初回デートから2回目のデートに進展しないことも多いです。
この段階で、距離感うんぬんを考えていても意味はないと思いますので、ひとまずは次回のデートに繋げることを考えるべきかと思います。
3回目のデートぐらいに進展した段階で、そろそろ告白というムードも出てきますが、3回目のデートにこぎつけるまでには多くの関門があります。
1回目のデートは、顔合わせの面接みたいなものなのでカフェにしておく、2回目のデートで食事を一緒にしてみる。
3回目のデートで少し距離感を縮めるために
- 遊園地
- ドライブデート
- 花火大会やイルミネーションなど夜のイベント
- 水族館
- 動物園
- 映画
また、自然な感じが良い!という女性にはショッピングモールで一緒にウィンドウショッピングを提案してみるのもおすすめです。
カウンター席も意外と良い
正面を向いた状態だと、緊張して素を出せない…という女性も多いです。(男性も正面同士だと緊張してしまうと思いますので、ぎこちない感じになってしまう可能性があります。)カウンター席だと隣同士に座りますので、その心配はなくなりますし、テーブルをはさんで座るより若干距離感も近くなります。
婚活デートでは食事は必ず入ると思いますので、その時にカウンター席を予約しておくと良いと思います。
もちろん、隣同士に座ったからと言って変に意識をして、ボディタッチなどはすべきではありません。
隣に座って、楽しく会話をして食事をしつつ「もしよかったら、そろそろ敬語を解除してみませんか?」などの提案をしてみると自然と距離は近くなるはずです。
3回目~4回目のデートでカウンター席に座り、敬語が解除された状態で、更に女性側から少し距離が近づいて来たのであれば「告白」の条件はそろったと考えて問題ないと思います。
カウンター席が不発に終わったら?
すでに、初回デート~2回目のデート(もしくは3回目のデート)を無事に通過している状態で、次のデートで女性とカウンター席に座り、敬語も解除された状態!そこまでの状態に持ち込んで、告白をして仮にフラれたというのであれば、それはその女性はどの男性とも交際する気がないということだと思います。
女性も色々と悩んで決断しきれない…というのも分かりますが、婚活における交際までの手順は十分に踏んでいると言えますので、男性側としてはやるべきことはやったという状態です。
婚活で出会った男性と二人きりで何度もデートをして、いつまでも友達の状態を続けたいという考えの女性とダラダラと時間を過ごしていても、いつまでも彼女は出来ません。
気持ちを切り替えて、次の女性との出会いに期待しましょう。
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まとめ
婚活では、段階を踏んで女性との距離感を縮めるべきです。いきなり、馴れ馴れしいなどの距離感が近すぎると女性はひいてしまいます。
まずは、2回目のデート、3回目のデートに繋がるように少しずつ仲良くなることを心がけて、徐々にパーソナルスペースを縮めて行くという考えが良いですし、二人のフィーリングが合えば自然にそうなるはずです。